こんにちは、ぺいです。
4月に入り、長男は2年生、次男は1年生になりました。二人とも特別支援学級です。
通っている療育も同じクラスになりましてお兄ちゃんが弟にいろいろと指導しているそうでほっこりしています(笑)

今年は昨年一年間でやらなかった「今年の目標」を決めて、やってみようと思っています。
昨年は過去の自分との比較のみをやりました。具体的にはこちら。

ただ、あまりたくさんの課題はこなせないし、「目標を決めて上手くいった」という成功体験のためにも、家庭でやることは一つに絞ることにしました。
選んだのは「掃除」です。実は私自身も妻も苦手です・・・(笑)
現状子供たち、本当に整理整頓ができなくて、毎週土日に私が大掃除しています(笑)
私に似たのか、うちの息子は軽度知的障害と自閉スペクトラム症があるため、「掃除」という行為そのものがとてもハードルの高いものでした。ただ、「どうすれば伝わるのか?」「できる形にすればいいのでは?」と考え方を変えたことで、息子の行動が少しずつ変わってきました。 今回は、わが家で実際に行っている「掃除を教える工夫」についてご紹介します。
内容としては生活の自立ですね。

【子供達の障害】
長男:軽度知的障害(IQ64)&自閉スペクトラム症(ASD)。小学校2年生
次男:中等度知的障害(IQ49)&自閉スペクトラム症(ASD)。小学校1年生
問題を分解しよう
最初は、普通に「片づけなさい」「きれいにしよう」と言っていました。 けれど、軽度知的障害や自閉スペクトラム症のある子供たちにはその言葉が漠然としすぎていて、何をどうすればいいかわからなかったようです。
掃除ができない問題はどこにあるのか、まずは問題を分解してみましょう。
【何故掃除ができないのか】
①現状が汚いと思っていない
②汚いとは思っているがどう片付けたらいいのかわからない
③どう片付けたらいいかはわかっているが、どうにもやる気が起こらない
④やる気は起こっているが、掃除にあてられる時間ではとてもではないがこなせる量ではない
この順番で片付ければ良いのではないか。こう考えました。
うちの子達の場合、①ではないかと思いました。
どうすれば部屋が汚いと思ってもらえるのか?
この問題について私がやったのは次の2つです。
①掃除前と掃除後の写真を残し、それぞれを見せる
②あえて部屋の「一部だけ」掃除し、きれいな部分と散らかっている部分の落差を見せる
これは、効果がありました。
参考になったのは私の経験です。
たくさんあるガードレールをあえて全部きれいにせず、一つおきにきれいにするということを研修でやったことがあります。そうするときれいにしなかったガードレールが非常に汚く見えて問題が見える、というものでした。
今回は部屋の全てではなくあえて一部だけきれいにして、整理されていない部分がより散らかって見えるということができました。
次は掃除をどうやるか、を教える
汚い、とは思ってもらえているのかな?と思いますので、次はどうやってやるかを教えるところですね。
まだ効果は目に見えていませんが取り掛かり始めたのが次の内容です。
環境を整える(片づけやすい収納に)
おもちゃ箱や本棚にはラベルや写真を貼って、「どこに戻せばいいか」がひと目でわかるようにしました。
一緒にやる → 徐々に自立へ
最初は「一緒にやろう」と声をかけ、隣で一緒に片づけていきました。 「こうやって戻すんだよ」と見せています。
まずは床に物を置かない
床に物を置かない、これをまずは徹底し始めました。
成功体験を積ませる
「きれいにしてくれてありがとう」と、毎回しっかりと感謝することを意識しました。
少しずつ進もう
ここまで書いたことができたとして問題は残ります。
それは「習慣化」まで行っていないことです。
歯磨きする感覚くらいの負担感で日々取り組んでもらえればと思っています。
でも、現状前に進んでいます。それで良いと思っています。今のフェーズを終わらせてから次に進めばいいと思います。
結果として生活の自立ができることが最終目標ですが急ぐものでもありません。
可能ならその過程も楽しみたいものです。
そのためには「足りない」ではなく「少し増えた」が大事だと思っています。
少しずつ少しずつ、木の年輪を重ねるように行きましょう。
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