こんばんは。ぺいです。
chatGPTで画像生成ができると聞き、次男初めての小学校への投稿の際、撮影した写真で生成してみました。

思ったよりもかわいくてびっくり(笑)
さて、今回は防災に関する話題です。
知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)のある子供を育てていて、ふと気になったことがこちらです。
「もしも災害が起こったとき、知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)をかかえるうちの子はどうする?」
同じ不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、2人の知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)のある子供の子育てをしている私が、取り組んだことを紹介します
【子供達の障害】
長男:軽度知的障害(IQ64)&自閉スペクトラム症(ASD)。小学校2年生
次男:中等度知的障害(IQ49)&自閉スペクトラム症(ASD)。小学校1年生
防災センターに連れていって体験させてみた
休日に予定を組んで、子供達と隣の市にある防災センターに行ってきました。
こちらでは次のことが体験できます。
【防災センターで体験できること】
巨大地震や大型台風の体験
消火器の使い方
救急救命の練習
煙が充満した部屋から脱出する
備蓄品の紹介
災害時のシミュレーション(こんな時どうする?のようなクイズゲームのようなもの)などなど・・・
ここでは実際に体験をしてもらうということも大事ですが、子供達が「どこまで話を理解できて、何ができるのか」というのを見たかった、というのもあります。
結論は、「事前に決めておいたシンプルな行動は結構出来る。ただ、その場での判断はもちろん、その場での指示も聞けない。想定していたよりはパニックにならない」でした(もちろん災害本番はパニックになるでしょうが、訓練レベルではパニックにならない、ということですね)
「事前に行動をシンプルに決めるのがとにかく重要」これがわかれば十分です。
学校や幼稚園の避難訓練で何をやったのかを確認
多くの事を理解したり、割り切ったりが苦手な知的障害を持つ我が子たちです。
先にも述べた通り、キーワードはシンプルな行動を事前に約束しておく、です。
ですから「学校や幼稚園と言っていることが違う」となればより混乱することでしょう。
そこで先生に直接、何をどう教えたのか、聞いて来ました。
「地震が来たら机の下に隠れる、勝手に逃げず指示に従って避難する」ということで内容はとてもシンプルでした。
同じことを同じように家で教えました。家の場合はこの机の下だよ、と。
実際に小さな地震が来た時、机の下にダッシュしたのでこれは伝わったようです。
とても小さな地震でしたが、めいいっぱい褒めました。
避難訓練の引渡訓練の内容を近くに住む祖父母に共有する
学校や幼稚園では避難訓練の引渡訓練が行われると思います。
私はその場に参加してきましたが私も妻もいけない可能性もあるでしょう。
そこで引渡訓練の内容を祖父母に共有するとともに、避難場所でもある学校の校庭のどこに集合するかも決めました。
実際にかなり広い校庭に人がごった返すことになるので再開場所を細かく決めないと子供を見つけるのは難しそうです。
そういう意味でも避難訓練に参加して良かったです。
地域の「災害時に自力で避難することが困難な人への支援制度」へ登録
私の住む市では高齢者や障害者など、災害時に自力で避難することが困難な方々を地域で支援するための制度があります。
この制度は、要支援者の情報を事前に町内会に提供し、災害発生時やその恐れがある際に、地域住民の協力を得て安否確認や避難支援を行うことを目的としています。
知的障害や要介護、精神障害など一定以上の障害があるとリストに登録することができ、その情報を住んでいる町内会と市で共有してもらいます(町内会の誰がどういう状態なのか共有される)
もちろん、町内会の人に強制力があったり、救助の結果に対する責任を問われたりすることは無いのですが、もしかしたら何か役に立つかもしれない、と登録しました。
子供達もわずかな時間ですが、お留守番をする時間があります。そして今後増えることはあっても減ることは無いでしょう。
私も、妻も、祖父母も、もしかしたら誰もいない中で何とかしないといけない可能性があります。
そんな時に町内会の誰かに手を差し伸べてもらえたら・・・こんなに心強いことはありません。
もし、皆さんのお住まいの地域に似たような制度があれば検討されてみてはいかがでしょうか。
家庭に防災グッズを置く
いざとなったとき、おそらく考えてしまうことは多々あると思います。
そんな時にいろいろと考えたり、探したり、正直やるだけで相当なストレスだと思います。
そのため、「これ一つあればある程度揃っているが良い」と考えたので、下の防災丸ごとセットをいつも見る玄関に置いておいています(念のため2つ)
最後に
災害は無いに越したことはありませんが、それは人間にはコントロール不能なものです。
でも、起きてしまったときの被害は減らせるはずです。
知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)を抱える子供にとって、適切な行動は難しい場合があります。
できることはやるようにしていきたいですね。
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