
📌 この記事はこんな方におすすめです
- 発達障害・軽度知的障害のあるお子さんにプログラミングを学ばせたい方
- ASDやこだわりのある子ども向けの習い事を探している方
- リタリコワンダーの継続通学のリアルな体験談を知りたい方
- 「うちの子にもできるかな…」と不安を抱える保護者の方

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こんにちは、ぺいです。
この記事では、軽度知的障害とASDを持つ我が家の長男が、リタリコワンダーのロボットプログラミングコース(オンライン)に通って体験したこと、成長したことを、実例を交えてご紹介します。
ネットで検索しても、知的障害のあるお子さんが継続してオンラインプログラミングを学んでいる具体的な情報はなかなか見つからないと感じていました。特に「どんな風に授業を受けていて、どんな変化があったのか」というリアルな声が不足していると思います。
結論からお伝えすると、月謝は決して安くありませんが、息子にとって、そして私たち家族にとって、リタリコワンダーオンラインを選んで本当に良かったと心から思っています。
通い始めてまだ4ヶ月ですが、心のどこかで「この子には難しいかもしれない」と線を引いてしまっていた私の予想を遥かに超え、息子は毎週のレッスンを心待ちにするほど楽しんでいます。そして、驚くような集中力と成長を見せてくれています。
この記事では、同じように悩む保護者の方へ、リタリコワンダーオンラインの魅力、息子がプログラミングを通して得たもの、そしてなぜ発達特性のあるお子さんにこそおすすめしたいのか、具体的なエピソードを交えてお伝えします。
【長男の紹介(小学校2年生、特別支援学級所属)】
軽度知的障害(IQ64)と自閉スペクトラム症(ASD)を抱えています。
得意な事:弟や小さな子達の面倒見がいい、早く寝る、自分で準備する、宿題をやる、好き嫌いが少なく結構色々食べる、モノを組み立てる、ゲームが上手。
苦手な事:発語が遅かったのもあり、まだ言葉での表現や発音は苦手。勉強が嫌い。予定外の事が起こると中々立ち直れない。
実際に通わせてみて見えてきたのは、「プログラミング=将来の仕事のため」だけではない、もっと本質的な価値でした
ロボットプログラミングとは?授業の流れも紹介

ロボットプログラミングとは
レゴブロックを組み立ててロボットを製作し、パソコンでプログラムを組み、思い通りに動かす。そんな体験を通じて、論理的思考や創造力を育てていきます。
使用するのはScratch(スクラッチ)という直感的なビジュアルプログラミングツール。小学校の授業でも導入されており、初学者や発達特性のあるお子さんにも優しい設計です。
授業の進め方(オンラインの場合)
我が家ではZoomによるマンツーマン指導を選択。先生と1対1で画面を共有しながら、次のような流れで進行します。
- ロボットの組み立て
- プログラミング(Scratchでブロックを組み、動きを試す)
- 保護者に今日はどのようなロボットを作ったか、子供から説明してもらう。
- 先生からのフィードバック
設計図には「●が5つ分」といった表記や、色の使い分けなど、知的障害のある子にも理解しやすい工夫がされています。
一ヶ月ほどで一見複雑なロボットも親は一切の手を貸さずに自力で組み立てられるようになりましたし、複数のロボットの組み合わせや、全くのオリジナルのロボットも作り始めています。
なぜロボットプログラミングコースにしたのか
リタリコワンダーには次のコースがあります(公式サイトより引用)
コース名 | 内容概要 | 実施形式 |
---|---|---|
ゲーム&アプリプログラミング | ゲームをつくる側になる! プログラミングの基礎力だけではなく論理的思考力が養われます。 | 教室・オンライン |
ゲーム&アプリエキスパート | 高度な技術でスキルを身につける!納得いくまでこだわり抜ける、万全のサポート体制。 | 教室・オンライン |
ロボットクリエイト | 動くって楽しい!動物ロボットや輪ゴムカーを動かして、楽しみながら仕組みを学ぼう! | 教室 |
ロボットテクニカル | 無限に広がるアイディアを形に!複雑な構造や高度な制御を習得します。 | 教室・オンライン |
デジタルファブリケーション | 2Dから3Dの世界へ!パソコンなどでデザインし、3Dプリンターでオリジナル作品を出力できます。 | 教室 |
3DCG | プロ顔負けのCGキャラクター・映像作品を つくれるようになることを目指します。 | オンライン |
マインクラフトクリエイト | コマンドやプログラミングを学び、今までにないオリジナルワールドをつくれます。 | 一部教室・オンライン |
これだけあるもののうち、何故長男にプログラミング教室を通わせたか、それは次の特性を見てのことでした。
【長男の特性】
・空気で飛ばすオモチャのロケットを見てどうやればもっと飛ぶか、工夫したり改造をしたりしていた
・自分の中に独特の世界を持ち、ダンボールや折り紙を使い、こだわって工作、表現をしようとする
・PS4やswitchでのゲームでゲームオーバーになりながら何度も挑む
そんな彼を見て、レゴブロックを組み立ててロボットを作り、そこにパソコンで作ったプログラムを組み合わせて動かすロボットプログラミングがとても合うんじゃないかと思いました。実際に授業の時間まで待ちきれず、ロボットを組み立てながら開始時間まで待ち、楽しみながら続けられています。
実際にロボットクリエイトコースには次のような子供にオススメと書かれていました。
こんな子におすすめ
- ブロック遊びやロボットが大好き
- 工作やものづくりが大好き
- 分解したり改造したりすることが好き
- ロボットを自分で動かしたい
ですのでお子さんの特性に合わせたコースを選んでいただくと良いのかと思います。
このロボットプログラミングを通じて様々な能力を得てくれました。
ロボットプログラミングでここまでに得た5つのもの、これから得たいもの
【ITスキルとオンライン適応力】将来に繋がる実践的なスキル
マウスの操作、パソコンの電源の付け方切り方、タイピングなど(まだローマ字はできませんが、画面のアルファベットを見てタイピングするのは早くなったのでキー配置を結構覚えていると思います)のみならず、ZOOMでの会話、画面共有もできるようになりました。
PC操作ができるという段階でシンプルに様々な仕事で活かせます。またオンライン会議という限られたコミュニケーション環境で指示が聞ける、質問ができるということはこれからの時代必ず活きてくるはずです。
療育のように先生が物理的に手を貸せない、というのも自力で何とかするしかない環境なのでちょっとした自立支援にもなっているようにも感じます(実際には遠くに私がスタンバっていますが(笑))
そしてこれはしばらく経ってから気が付いたのですが、自分の作品が画面の向こう側にどう見えるのか、相手の立場に立って話す力を身に着けられるというのも大きな発見でした。たとえば「これ」と言っても画面越しではわかりにくいですし、先生から適切な指示を得るためにはカメラの前に相手に見えるようにしなければなりません。
自分の課題を解決するには限られた方法で相手にわかるように伝えなければならない、この制約が本人の成長に大きくかかわってきました。
【問題解決力・論理的思考力】「できた!」を生み出す考える力
物事を整理して「最終的にどうすればできるのか」「そのために何をすればいいか」「問題はどこにあるのか」を考え、試行錯誤する力です。
たとえば長男が大好きなエレベーターを作りたいなら人が乗る籠を上又は下に動かす必要があります。
ではどうやればモーターの回転運動を上下運動に変えられるのか、そのためにどんなパーツをどう組み合わせれば良いのか、個々のパーツを全体を考えながら組み立てなければなりません。
きっとこうすればできるんじゃないか、仮説を立て、試行錯誤する力が育ちます。
【創造力】「好き」を形にする表現力
ロボットプログラミングを通じて「こんな世界がつくりたい!」を形にできる喜びを得られます。
プログラミングは、子どもの頭の中の“イメージ”を実際の形にする手段です。
「絵が苦手」「字を書くのが遅い」など、従来の表現では自己発信が難しかった子でも、ロボットプログラミングならのびのび表現できる、結果創造力が身に付きました。
また、過去の自分の作品、他の人の作品、教科書の作品からこれができるのならこういうのもできるのでは?と様々な応用に発展し、また新たなものを生み出せます。
自分の創りだしたものを自分で楽しめる。興味関心に沿って取り組めるため、「好きなことをやっている自分」をそのまま肯定できることで自己肯定感の向上にもつながっているように感じます
【自信】小さな成功体験の積み重ねが自信につながる
「思った通りにロボットが動いた!」という体験ができるのが魅力です。「できた!」の積み重ねで、子どもが自分を好きになっていくとてもいい流れが作れます。
上手くいく保証はないロボットの制作に試行錯誤の末の成功する。こういう成功体験は自信につながります。
他の人との比較や全体の授業ではなく、自分のペースで続けられるのも障害がある長男については良かった点です。
【集中力・持続力】「好き」だから夢中になれる!
うちの子は、学校の勉強だと集中力が15分も続かないのに、ロボットプログラミングは1時間以上没頭します。好きなことなら頑張れる!の感覚が育つのはとても大切です。これが無いと何かの困難が出てきたとき「でも自分は頑張れたことが無い」という不安から逃げ出しやすくなります。
このことを楽しみながら体感できる。これは「興味ベースの学び」の強さだと考えます。
まだそこまで進んでいないけれどもこれから目指していくもの
コーディングスキル
いわゆる実際にコードが書ける、という状態ですね。昨今ではAIで書ける部分も多いようですが、自分自身もできるのであればAIを使いこなしながら将来の就職や副業に繋がる可能性も出てくると思います。
プレゼンテーション能力
リタリコワンダーにはプレゼンの機会があります。まだチャレンジしていませんが、いずれチャレンジしてもらいたいと思っています。そしてコミュニケーション力のうち、「相手に伝わるように伝える力」をプレゼンを通じて学んでもらえたら、と思います。
もちろん今でも先生との会話によるコミュニケーション能力の向上も見られます。

↑空飛ぶ車に乗りたい!と車にプロペラをつけてみました。
将来、エンジニアになるかどうかは正直まだわかりません。
でも、プログラミングを通じて身に着けたITスキル、問題解決力はどの仕事でも活かせますし、「好きなことを深められた」「人に見せて認められた」という経験は、どんな職業につくにしても土台になるものだと思っています。
そしてなにより、「得意なことがある自分」を本人が感じられていること。それは、子どもの人生を支える“生きる力”そのものだと感じています。
“できること”があることで、未来に希望が持てる、そう考えています。
リタリコ(LITALICO)ワンダーオンラインにした理由
発達障害への専門性とリタリコの信頼性
リタリコさん自体が「障害のない社会をつくる」(障害は人ではなく、社会の側にある)というビジョンを掲げて経営をしている上場企業です。障害者への就労支援サービスや放課後デイサービス検索、障害者本人やその親向けのセミナー、障害児のソーシャルスキルトレーニング、学習支援など障害者に対するサービスを多く提供しています。
以前に発語の療育に通っていましたが経営者が病気で亡くなってしまい、閉鎖になってしまったということがありました。通い始めたはいいけれども経営難、経営者の病気などの問題でサービスを受け続けることができなくなってしまう。そういう心配は少ないと考えます。
体験授業での感動的な対応
体験教室に参加したときの対応が、軽度知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)を抱えた長男にわかるように対応していただきました。具体的にはゆっくりと話してくれたり、画面共有越しにモニターにマウスでいろいろと書いてくれてわかりやすく説明してくれたり、工夫を凝らされていました。
喜んだ長男と一緒にとても喜んでくれたり、上手に長男のモチベーションを上げてくれました。
目をキラキラ輝かせてこんな世界を作りたい!やりたい!と言っていた長男によしやってみよう!どうしたらできるかな?このブロックを使おうか!などのやり取りを見てこれだ、と思いました。
オンラインならではのメリット
普段は学校の特別支援学級や放課後デイサービスでほぼマンツーマンに近い状態で真横に直接ついてもらい、支援していただいています。運動教室でチームでの活動を指導をしていただいています。
そうであれば、プログラミングはオンラインでのコミュニケーションにしても良いのではないか、昨今はオンラインのやりとりも非常に多いです。それに慣れておくのは悪くないはず、そう考えて教室通学ではなく、ZOOMでのオンライン講座にしました。
自宅という慣れた場所で学べるため、不安やストレスが少ないのは自閉スペクトラム症(ASD)傾向が強い子にとって良いと思います。感覚過敏(音・光・におい等)もある子であれば、教室よりも過ごしやすいのは大きなメリットです。環境の変化が苦手な子でも、ルーティンを維持しやすいのは大きなメリットではないでしょうか。
親の送迎負担が無いのも続けやすいポイントです。
デメリットとして、療育や支援級レベルまで寄り添ってもらう、というレベルまでは流石にいきません。
そこはオンラインである以上やむを得ないと思いますし、逆に多少の不自由に慣れるというトレーニングと割り切っています。
オーダーメイドの授業である
知的障害とASDを抱える長男は学校でもそうですが、長男に合わせて授業を進めていただいています。
決まったプログラムがあって、その通りに進める、という形になってしまうと興味関心が偏りつつ、理解の速度が遅い長男にとっては難しいことが多いです。
リタリコワンダーオンラインでは長男の興味関心を起点に、「それならこういうプログラムはどう?」など切り込んでいただき、さらに「こういうのも組み合わせるとこういうこともできるよ」など応用もそっと教えてくれます。
もちろん、体系を教えるということであれば決まったプログラムがあった方が良いこともあります。そういう場も必要でしょう。ただ、「好き」から入ってそこを中心に深堀する教え方もあっていいはずです。
リタリコワンダーの料金
リタリコワンダーの入会金、教材費
入会金は16,500円、教材費53,185円でした。もちろん、入会時一回だけです
リタリコワンダーの月謝
月謝は33,000円です。
授業は週一回、月4回です。
リタリコワンダーの月謝は特別児童扶養手当でカバーできる
決して料金は安くはありませんが、我が家の場合特別児童扶養手当を原資に充てています。
特別児童扶養手当についてはこちらの記事を参考にしてください。

まとめ:発達特性のある子どもにこそ、リタリコワンダーをすすめたい理由
プログラミングを通じて得られるのは、ITスキルだけではありません。
- 問題に立ち向かう力
- 自分を肯定できる心
- 表現する喜び
- 好きを深める集中力
それらすべてが、子どもが「生きていく力」になります。
「なんとなく気になるけど、うちの子にできるかな?」と不安に思っている方には、まずは体験だけでもぜひおすすめしたいです。
息子は「できる子」ではないかもしれません。
でも、プログラミングを通して「試す → 失敗する → 考える → 成功する」という小さな成功体験を積み重ね、自信をつけています。
特性があるからこそ、興味を大切にできる場所が必要。
そして、リタリコワンダーはその土台としてとても良い教室だと感じています。
わが家の息子は、軽度知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)を抱えながらも、楽しく、着実に成長しています。
「子どもの可能性を信じて、応援したい」
そんな方に、心からおすすめできるプログラミング教室です。
正直、最初は「続くかな?」「お金の無駄にならないかな?」という不安もありました。 でも4ヶ月経った今、息子が「今日はロボットの日?」と楽しそうに聞いてくる姿を見ると、この選択は間違いじゃなかったと確信しています。 何より、「うちの子には無理かも」と思っていた私自身の先入観が完全に覆されました。
次回以降は、実際にどういったことをやっていったか、もう少し詳しくご紹介していきます。
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