子どもが知的障害、発達障害かもと思ったら?まずこうしよう

こんにちは、ぺいです。

子供たちの療育中にブログを書く時間を確保しています。

療育中にLINEで写真も送ってくれるのですが、お店の看板を作ってたようです。

紫の字は先生の見本、それ以外がうちの子(長男)の字です。

「ピザ1000円は高いので15円にしよう!」「ステーキも16円だ!」とのことで、お金の感覚に不安が残りますが(笑)、少し前までひらがなだけしか書けず、カタカナも書けなかったのです。

少しずつ、少しずつ、自分達のペースで成長していってくれることに日々喜びを感じています。

さて、今回は子供が知的、発達障害かも?と思ったときどうするか、ということについて私の考えを書いていきます。

目次

結論

私は3歳児検診などで指摘をされたら早期に療育に行くべきだと思います。

健常者、障害者に限った話ではなく、異なる発達段階の相手には異なるアプローチが必要です。

上司と部下、親と子、いずれも同じです。新入社員にはあれこれ指示を出しますが、ベテランに逐一指示をすることはない、それと同じです。

特に、障害児の場合にはそれが健常者の教育の枠組みでは難しい状態です。

贔屓する、甘やかし、という話ではありません。

私の好きな言葉が次の言葉です。

「平等でないものを平等に扱うことほど不平等なことはない」

(『一分間リーダーシップ』 ダイヤモンド社。ケン=ブランチャード・パトリシア=ジガーミ・ドリア=ジガーミ)

学校という枠組みでは先生のマンパワー的に難しくても、せめて親くらいは子供の能力に合わせたアプローチをするべきでしょう。これは健常者も変わりません。

こんなことを書いていますが私自身療育に連れていくまで時間がかかりました。

私の体験談は下記の記事に書いてあります。

療育を受けるには。その手順

療育を受けるためには「受給者証」をまず取得します(「療育手帳」ではありません!

※1 厳密には受給者証を利用しない実費で通うコースも無いわけではありませんが、金銭面でかなり差が出るので受給者証を利用する場合について書いていきます。

大まかな流れは次の通りです。

①通う施設を探す

google等で「療育施設 〇〇市」などで探せば出てきますが、私はLITALICO発達ナビで探しました。

施設の種類、送迎の有無、受け入れ年齢、障害種別、支援プログラム、在籍スタッフの資格などで絞込検索をすることができます。通いではなく施設に入所するパターンもありますが、通いを前提に書きます。

うちの子の場合、幼稚園に迎えに来てもらい、終了後幼稚園に送ってもらう、などの対応もしてもらっています。

お仕事で忙しくても送迎があれば楽ですのでここは大事なポイントです。

支援プログラムは言語療法と運動療法を選びました。

②申請書類の用意

※地域より資料が異なる可能性があります。詳細は各市のホームページ等で確認した方が確実です。

ここでは私の市の場合で、私が取った行動を書きます。

市のホームページから次の書類をダウンロード、印刷し、記入をします。

・支給申請書

・世帯状況収入申告書

・サービス等利用計画案・障害児支援利用計画案(セルフプラン)

・対象者であることを証明する書類

サービス等利用計画案・障害児支援利用計画案(セルフプラン)について少し補足です。この計画相談支援事業所に作成してもらうことも可能なようですが、私は自分で作成しました。そこまで難しくなかったですね。

注意点として、療育の日数は多めに書くこと。理由は「最初は週1日、おいおい週3日に増やして行こう」と思って最初は月5回などと書いてしまい、その後週3回に増やそうとすると変更申請が必要になるとのことで最初からかなり多めに書いておきました。もちろんそれより少ない日数しか利用していませんがペナルティはありません。

対象者であることを証明する書類ですが、既に療育手帳を持っている場合は療育手帳、持っていない場合は「医師の診断書」や「児童相談所や児童発達支援センターの意見書」が必要になります。個人的には面倒でも「医師の診断書」がおすすめです。理由は次の2つ

・児童相談所では自閉スペクトラム症など診断はしてくれないので結局何の症状なのかわからない(診断そのものが大事ではないという意見もあるが、はっきりしないことによる親の不安感もある。そもそも症状に対応した勉強をしようとしても何の本を買えばよいのかわからない。その上で子供たち一人ひとりに合わせたかかわり方をすべきだと思います。)

・特別児童扶養手当の申請で医師の診断書が必要になるが、過去に診断をしていないという理由で長男は診断書作成を断られ、非常に混んでいる病院で診断書を作成することになった。(予約に3ヶ月、診断書に1.5ヶ月かかりました・・・)

③書類を提出、受給者証を待つ、その後療育施設に提出

ここまで来たら後は施設の方の指示通りに動けば大丈夫。

わからないことは素直に聞いておきましょう

療育にはいくらくらいかかるの?

療育にかかる費用はものすごく優遇されています。

「ここまで面倒見ていただいて、さらにこれだけの負担でいいの!?」って驚きました。

①基本は利用者は1割負担

これだけでも凄まじいですね・・・

90%オフの習い事ってあるでしょうか・・・?

②前年度の年間所得に応じて月額上限がある

生活保護受給世帯
&住民税非課税世帯

月額上限負担額0円

市民税所得割額
28万円未満の世帯

月額上限負担 4,600円

市民税所得割額
28万円超の世帯

月額負担上限 37,200円

上記は私の住む市より抜粋しました。

また、市民税所得割額ではなく、年間所得金額で紹介されていたりするサイトがあったりとややこしいのですが、悩んだら住民税の決定通知書などで確認すると良いでしょう。

なお、上記の費用におやつ代などは含まれていません。そこは流石に実費ですね。

※ ややこしいけどそれぞれの違い(給与所得者の場合)

収入-支出(給与所得者の場合、給与所得控除)=所得(もうけ)

所得-所得控除(医療費控除や扶養控除など)=課税所得金額

課税所得金額×6%(住民税率)=市民税所得割額

つまり「所得」と「所得割額」、ついでに「年収」は全然別物ということですね・・・ややこしい

絶対にやってはいけないこと

「うちの子は知的障害とか発達障害のはずがない、普通の子なんです。だから他の普通の子と同じように扱ってください」

たまに、お見掛けします。妻も正直こういう感じでしたし、障害を受け入れられない気持ちも経験者なのでわかります。

でも親が障害を認めようが認めまいが本人がその特性を持つことは変わらないんです。

特性を知ることで適切なアプローチをとることができれば親子共に良い結果になるはずです。

甘やかして子供にいい顔をする親も、無理やり「普通」を押し付ける親も本質的には変わりません。

親が子どもから好かれたいため、あるいは世間体ために子供の成長を阻害するため、もしかしたら自分自身が現実を受け入れられないため、つまりいずれも「親のための行動」ということです。

下記記事でも書きましたが、私は子育ての目的を「子供に幸せな人生を歩んでいる。そうならば親である私も幸せである」に置いています。

そのための必要条件に生活、経済、精神の自立が必要だと考えています。

甘やかしも「普通」を押し付けることも子供の精神の自立を阻害していないでしょうか?

療育に行かせることは子供の将来を考える上で非常に重要な話です。

・自分のことを自分でできることが増えることで生活の自立に、

・集団行動ができるようになり、会社の中で生きていく能力が高まることで経済の自立に、

・できた、という成功体験、自分自身の気持ちのコントロールができるようになることで精神の自立に、

それぞれつながるからです。

そして、早ければ早いほど効果が高く、その大事な意思決定を「親のため」に遅らせるのは悪手だと思います。

もし違ったら?

幸いにも勘違いであれば、療育の教室を卒業すれば良いだけです。

また、療育の教室での経験は決して無駄ではないでしょう。世の中にはいろいろな人がいて関わりながら生きている。中には障害を抱えて生きていく人もいる。それを経験できたということです。

療育の開始が遅れた私だからこそ、早期療育の重要性については強く話したいと思います。

療育とは別ですが、障害があると給付金、減税などお金の面で優遇されることもあります。

詳しくはこちらの記事をご参照ください

お互い頑張りましょう。それではまた次回!

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