
我が家の次男(小学1年生)は、一つの事を黙々とやるものの、物事を理解するのが苦手。
お兄ちゃんとは真逆で勉強そのものはとても好きです。ただ、理解力の面で一人で勉強を進めるのが難しいので大人を捕まえていろいろと聞いていました。勉強が捗る状況としては放課後デイサービスや祖父母の家に遊びに行くとき、私たち夫婦の仕事が早く終わっている時などです。
そんな次男が一人でドンドン勉強を進められるのが学校で配布されたタブレット学習アプリ「ドリルプラネット」でした。
【次男の紹介(小学校1年生、特別支援学級所属。)】
中度知的障害(IQ49)と自閉スペクトラム症(ASD)を抱えています。
得意な事:一つのことを黙々とやり続ける事。小さい子の面倒見が非常にいい事。お手伝いを進んですること。物事を素直に聞くこと。勉強が好きな事。あとは年上から可愛がられるのが上手?(笑)
苦手な事:言葉での表現や発音はお兄ちゃん以上に苦手。
ドリルプラネットとは
ドリルプラネットは、算数や国語の基礎学習ができるデジタル教材です。
公式サイト(https://www.kobun.co.jp/drill-planet)
学校からミッションが配布され、タブレット端末で回答します。
文字の書き方なら見本の通りになぞったり、算数なら単純な計算問題が出ます。
見本がわかりやすい上に、すぐに採点されるので次男一人でもできます。
ミッションが配布されていなくても「じしゅがくしゅう」の項目で自分で勉強することが可能です。
学習を進めると「トイストーリー」のキャラクターたちを獲得できます
次男の変化に驚いた瞬間
導入から1週間ほど経った平日の夕方、次男がタブレットに向かってニコニコ取り組んでいる姿を発見しました。
「何してるの?」と聞くと、「ドリルプラネットで算数やってる!」と嬉しそうに報告してくれました。宿題を済ませた後に、自分から進んで勉強している姿に、正直驚きを隠せませんでした。

ドリプラおもしろい?



解くとぴろーんってなっておもしろい
どうやら本人的にはクイズ感覚で楽しんでいる様子
具体的な変化
ドリルプラネットを始めてから約2ヶ月、次男には以下のような変化が見られました。
基礎学力の向上
- 計算スピードが明らかに速くなった
- 読み書きが以前よりスムーズになった
自信の向上
- 先生に褒められてちょっと得意げ
- 学習に対して前向きな発言が増えた
- 分からない問題があっても、すぐに諦めなくなった
親として感じたメリット
答え合わせまでついているので付きっ切りの必要が無い
自分一人でできるので親の時間は取りやすいです。その間家事や自分の息抜きなどに時間が取れます。
子どもの自主性の育成
何より嬉しいのは、次男が自分から学習に取り組むようになったことです。親が言わなくても自分で学んでいるのを見ていると、成長を実感します。
注意していること
一方で、デジタル学習ならではの注意点もあります。
たまに声掛けする
自分一人で進められる分、何がどこまでできているか、わかりにくいので確認しています。また、わからないところを質問することも勉強なので質問には答えられるようにしています。
紙での学習とのバランス
ドリルプラネットだけでなく、従来の紙のドリルや教科書での学習も継続しています。手で書くことの大切さも忘れずに伝えています。
デジタル教材の可能性を感じて
次男の変化を見ていると、デジタル教材の持つ可能性を強く感じます。従来の学習方法では興味を示さなかった子どもでも、アプローチ方法を変えることで学習意欲を引き出せるのだと実感しました。
もちろん、すべての子どもに同じ効果があるとは限りませんが、我が家の次男にとってドリルプラネットは、学習習慣を身につける良いきっかけとなりました。
今後の期待
次男の学習に対する姿勢が変わったことで、今後の成長がとても楽しみです。何より、勉強を「やらされるもの」から「自分でするもの」に変えることができたのは、大きな収穫だと思います。
これからも次男のペースを大切にしながら、温かく見守っていきたいと思います。同じように子どもの学習習慣で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
この記事は、我が家の実体験に基づいて書いています。学習効果には個人差があることをご了承ください。
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